風花鳥

ハンドメイド作品の公開と、日々の徒然なること。

東京タワーとアートに迷走した日々。

f:id:sobraniepinks:20161024201232j:plain

f:id:sobraniepinks:20161024201345j:plain

f:id:sobraniepinks:20161024201453j:plain

f:id:sobraniepinks:20161024201543j:plain

f:id:sobraniepinks:20161024203345j:plain

東京タワーって久々に見ると溜息が出ます。流石にスカイツリーを知ってしまった今、意外と小さいなと思ってしまうのですが、それでも、東京タワーは赤くいし格好良いし、あの脚の鉄骨も、こんな近付けるのねと。なんだか幼い頃、想像した東京という漠然とした都会の夢が詰まった感じの背景にはいつも東京タワーの夜景が浮かんでおりまして、たまに東京タワーに行ってみるものだなと思い、更に、下のマリオンクレープで期間限定のイタリアンマロンショコラにすべきかパンプキンパンプキンにすべきか散々悩んで、安定のチョコクリームを注文して一人で頬張って帰って来ました。いや、どや子も一緒でしたので、取り合えずお写真撮影。東京タワー、いくら小さいと思っておりましても、お写真に収めるのは難しいですね。

先週、実は六本木に通っておりました。思っている事をそのまま他人に話すと、可愛く言うところの不思議ちゃん扱いされてしまうので、あまり外では話さないようにしているのですが、このまま仕舞っておくと忘れてしまいそうなので、ちょっと書いておこうかなと。

六本木はお洒落でセレブな街過ぎて、ドトールの珈琲ですら1000円超えるよという嘘すら信じてしまいそうになるような敷居の高さです。一人では中々行けないです。ですが、月曜日に用のある友人に付いて行き、なんとなくふらりと歩いておりましたら、六本木ヒルズにてアートナイトというイベントの準備をしておりました。そこで、なんというか、出会っちゃったのです。なんだか凄く引っ掛かる物に。

それは山本基さんの『迷宮』という作品の制作過程でした。作品名だけ言ってしまうのは、簡単なのですが、何と言うか、不思議。よくわからない物を淡々と作っている。失礼かもしれないですが、それが第一印象でした。上記のお写真の迷路のような物、塩で出来ています。ただ只管に塩の道を一人の男性が作った物なのです。凄いです。よくわからないです。よくわからな過ぎて、気になってしまい、夜も眠れない程でした。仕方なしに、完成するまで毎日、六本木に通ってしまいました。もう、暇なの? と、問われれば、それだけかもしれないのですけれどもね。

現代アート。正直、よくわかりません。可愛いと綺麗、凄いな、面白い、そんな名前の付いた感情以上の事を思い起こさせるなどと考えた事もなかったです。ただ、何かを断定していない形というものは、見る側により何とでも意味付けできるなと。始め、この迷宮という作品を見ながら、自分自身、何かに関連付けて多少強引にでも意味付けしよとしておりました。極端に言ってしまえば、神様にだって見えてしまえたのです。神様なんて目に見える断定的物ではないので、尚更、アートは偶像化できてしまえるようになるのです。そもそも、アートって何なのかしら。

アートとは、芸術、美術。間接的に社会に影響を与えるものである。芸術とは、特殊な素材、手段、形式により、技巧を駆使して美を創造、表現しようとする人間活動。及び、その作品。

「美しい」と思うことは、後天的感情であるなと思うのです。こういうものが美しいと幼い頃から育てられた感性により生まれるものではないかなと。そして、「美しい」とは違い、持って生まれた物として「よくわからない」「怖い」「面白い」だと思うのです。勿論、この三つは成長と記憶により変化する物でもあるのでしょうが、幼い頃の自分を思い返した時、一番古い記憶がこの三つなのです。最もそれは私自身の記憶だけでしかないので、他者と比べたこともなく、飽く迄、持論でしかないのですけれどもね。

『迷宮』の制作風景をずっと観ていましたら、それが何なのかわかるかしらん。と、まぁ、通っていたのですが、答えなどない事はわかっておりました。ですが、そんな風に思考を捏ね繰り回すのって面白いですよね。それは私の思考で、それを制作しております山本基さんとはまったく別の思考。彼の作品をきっかけに動き出す。作品が完成した日、山本基さんに「これ」は何なのでしょう? とお聞きさせて頂く機会が御座いました。とても丁寧に答えて下さり、それは興味深いお話しではあったのですが、やはり、それを観ておりました私とはまったく別の思考の下にございまして、それが凄く不思議で面白かったなと。人の思考がが其々独立して存在する。改めて、そのことがこの世に生きているという気がして、なんだか、嬉しくなりました。

それともう一つ、『迷宮』が私の心を捉えた理由として、凄く単純に、他人の頭の中にある物が形になっていくという行為がとてもとても面白かったのです。決められた形ではなく、何かを起点に山本基さんという頭の中だけに存在する何かよくわからないものをこの世界に生み出していく。不思議過ぎます。前に伊勢丹さんで印伝の型を切っております職人さんの技をデモンストレーションしております場に行き当たり、眺めておりました事があったのですが、それはあくまでデザインがあり、それに沿って切って行くという作業で、勿論、それは誰にでも出来る事ではないのですが、それに勝る面白さを感じたのです。しぶちかのケーキ屋さんのデコレーション風景だって私の中では軽く上回ってしまいました。父の作る剣道の胴の胸当ての刺繍よりも。と、どれだけ誰かの作業風景を観ているのでしょうね。どれも面白いのですが、やはりあれだけの規模で、実用性と別の所にある何かというのは、凄く面白かったのです。

リアルなゲーム、激しい音楽、そんな中におりますと、なんだか催眠状態に陥りやすい性質です。集中すると周りが見えなくなると言った方が正しいかしら。兎に角、熱中しやすいのです。『迷宮』をじっと観ておりましたら、六本木ヒルズの少しひんやりとした快適な空調と、薄暗い照明、臭いの無い匂い。なんだか塩の模様の中に捕り込まれていくような錯覚を何度も感じました。足先からどんどん侵食されてしまいそうで、その横で黙々と作者による作業で増えていく模様。一時期はまった初音ミクのゲーム以来です。塩の模様でそんな感覚にさせられるとはなんだか驚きでした。何時間だって観ていられます。

そんな感じの一週間を過ごしておりましたら、なんだか週末は熱が上がってしまい風邪をひいてしまいました。六本木でアートに触れた一週間、と凄く聞こえの良い表現と、知恵熱かしら。今週はのんびり過ごしたいなと思います。ちょっと疲れてしまいました。

 

ナノブロック 東京タワー デラックスエディション NB-022

ナノブロック 東京タワー デラックスエディション NB-022

 

 

Return to the Sea: Saltworks by Motoi Yamamoto

Return to the Sea: Saltworks by Motoi Yamamoto

  • アーティスト: Motoi Yamamoto
  • 作者: Mark Sloan
  • 出版社/メーカー: Univ of South Carolina Pr
  • 発売日: 2012/12/18
  • メディア: ハードカバー
  • この商品を含むブログを見る
 

 

秋色コーデで小人感ましましです。

f:id:sobraniepinks:20161016163527j:plain

f:id:sobraniepinks:20161016163614j:plain

f:id:sobraniepinks:20161016163626j:plain

f:id:sobraniepinks:20161016163636j:plain

f:id:sobraniepinks:20161016163539j:plain 

新しいワンピースを作りました。今度は妹の選んだハリネズミ柄の生地です。柄を見せたかったので、襟や飾りなどはなく、変わりにフェルトでベストを作りました。どや子には耳付きフード。妹の子は髪型の関係上フードを被せることが難しいので、カチューシャのお耳です。フェルトは縫い代の始末も必要なく、切りっぱなしで良いので扱いが楽ですね。冬服でしたらこれでワンピースにしても良いのかな。コートなら大丈夫かな。端にもこもこを付けたりして可愛い予感がいっぱいです。

妹のお人形さんはどや子と違って少し大人し目な印象です。ですので、どや子にはミニスカートが多いのですが、妹の子はロング丈が多いです。今回はマーメイド型。マーメイドというと大人っぽい印象でしたので、このサイズのお人形さんに似合うか心配だったのですが、ベストを付けて視点が上に向かうように致しましたら、特に違和感はなくなったかなと。

それと、小鳥のネックレスです。個人的に小鳥モチーフが好きなので、このチャームはお気に入りです。自分のイヤリングやネックレスも作ったのですが、今回はお人形さん用のネックレスにしてみました。なんだか鳩笛みたい。

新しいお洋服が完成しますと思わずすぐにお写真を撮りたくなるのですが、家の中で撮影する場所をいつも悩みます。取り合えず、前に作ったサンドイッチ屋さんの前で撮影をするのですが、基本のドールハウスは1/12ですので、どや子を家の中に入れてみますとおままごとをしているみたいです。これはこれで可愛らしいのですが、やはり早急にどや子のお家を作らないとならないかもしれません。現在、間取りや設計図などを書きながら構想を固め中です。寝台とクローゼットは勿論、キッチンなども必要かな。ダイニングテーブルも必要ですし、ソファーも欲しいな。小物を置く棚と本棚もあったら嬉しいです。ですが、私の作業場にこれ以上ドールハウスを置くスペースがあまりないので大き過ぎないように。凄く難しいです。可能なら庭付きの一軒家を作りたいのですけれどもね。

 

本日、久々に新しい商品をアップ致しました。宜しければこちらも覗いて頂けたらなと、思います。


 

小さなお人形のこと。

https://www.instagram.com/p/BLdxVeCg8w7/

https://www.instagram.com/p/BLdxiY0gedv/

https://www.instagram.com/p/BLdxHdygMz7/

https://www.instagram.com/p/BLdw9S-g5W7/

オビツ11cmドールこと、どや子に新しいワンピースを作りました。初の長袖です。小さくてお袖付け、やはり難しかったです。ですが、これからの時期、やはり長袖でないとです。今日も寒かったですしね。

このサイズのお人形さんが我が家に来た時、同時に妹の子もやって来ました。ですので、お洋服を作る時は妹の子の分も一緒に作ります。まったくのお揃いも可愛いのですけれども、毎回、ちょっとずつ変えてみています。今回は妹の子の方がスカートが長いのと、上身頃の色を変えてみました。ピンクと水色。お写真ですとちょっと色が見難いですけれども。片方のお袖の色が違うのは、間違ったからではないです。お洋服の一部の色が違うの、可愛いかなと思って。で、並ぶとやっぱり可愛いですね。

ここの所、なんだか毎日お人形遊びばかりです。お人形好きと言いますと、時折、お人形さんに声当てして話している体を見せる方がいらっしゃるのですが、正直、苦手です。まぁ、冗談でやって見せているのもわかるので、別に不快になったりするわけではないのですけれども、ぬいぐるみでもお人形でもあくまで私の中で無機物であるという認識なので。いくら可愛くて妖精さん小人さんのようと思っておりましても、プラスチックではあるのです。

そんな感じで、我が家のお人形さんを呼ぶ時は、個々に名前はなく、身体的特徴で呼んでおります。「金髪縦ロールちゃん」に「ピンク髪の子」「ボンバってる髪の子」「黒髪ぱっつん」「巨乳タイプの白髪ちゃん」。そんな感じで、お人形さんにキャラクター性とか人間的設定を設ける事はなかったのですが、そんな中、どや顔の「どや子」は初めて名前らしい名前が付いた子でした。でもって、いつの間にか、ちょっと性格みたいなものが勝手に一人歩きを始めているのです。不思議です。名前が付くとキャラクターになるのですね。

どや子は、おばあちゃん家に行くとお菓子でポケットをパンパンにして帰ります。栗しぐれもほろほろして口の水分を奪うけれど甘いお菓子。お砂糖がけの小さな四角いゼリーもなんか歯にくっ付くけど甘い素敵。黒飴も見た目地味だけれど甘くて美味しいな。チーズアーモンドを分解して食べるのも楽しいし。雪の宿はおせんべいなのに甘くて不思議。南部せんべいを涎でべとべとにして食べている姿が目に浮かびます。隙があればおはぎを手と顔中をあんこだらけにして口の中いっぱいに詰め込んで、もぐもぐ。でもってちょっとキラキラする砂とか、格好良い枝とか、凄く丸い石を収拾する癖があり、どや子の鞄はちょっとカオスな感じです。この夏は、蝉の抜け殻を拾ったのですが、その事を忘れて、うっかりそれを入れた袋を潰してしまいしょんぼりでした。でも、あんまりめげていません。今は松ぼっくりとどんぐりで部屋を埋めることに夢中です。そんなイメージなのです。

なんだかどや子用にドールハウスを作りたくなって参りました。キャラクターが生まれますと、お部屋のイメージも広がって、なんだか凄く楽しいですね。考えているだけでわくわくします。

 

 

ドールハウス・コーディネイト・レシピ (Dolly*Dolly BOOKS(ドーリィドーリィブックス))

ドールハウス・コーディネイト・レシピ (Dolly*Dolly BOOKS(ドーリィドーリィブックス))

 

 

お人形さんとの公園お散歩。

f:id:sobraniepinks:20161012200426j:plain

f:id:sobraniepinks:20161012200728j:plain

f:id:sobraniepinks:20161012200538j:plain

f:id:sobraniepinks:20161012200556j:plain

f:id:sobraniepinks:20161012200705j:plain

f:id:sobraniepinks:20161012200627j:plain

f:id:sobraniepinks:20161012200459j:plain

よく晴れた日の公園は子供が遊んでおりましたり、楽器を演奏する方がいらっしゃったりで、なんだかとても気持ちの良い空間でした。

先日、1/3ドールに初の洋装、ワンピースを作りましたので、近所の公園にお写真撮影に行って参りました。あまりにふらっと気楽に出掛けたので、うっかりスタンドを忘れてしまい、座っておりますお写真ばかりになってしまいました。ですが、以前はお着物ばかりでしたので、座らせるのにも帯でお腰が固定されてしまい一苦労だったのですが、洋装は脚も開けますしポーズが取りやすいですね。今更ながらの発見でした。

 

 

グラビアのようにかわいく撮れる ドール撮影テクニック

グラビアのようにかわいく撮れる ドール撮影テクニック

 
Photogenic ドール・フォト・レシピ

Photogenic ドール・フォト・レシピ

 

 

 

お人形さん沖縄に行く。

f:id:sobraniepinks:20161011145114j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145144j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145209j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145226j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145248j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145508j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145322j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145339j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145356j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145411j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145427j:plain

f:id:sobraniepinks:20161011145443j:plain

先週末、どや子は沖縄に行っておりました。私は、お留守番です。家族が社員旅行で沖縄に行くとの事で、ドールだけ連れて行って貰いました。流石に大きな子は頼むのも忍びないので、一番小さなお人形さんをカメラバッグに忍ばせて。沖縄、良いな。どや子が沖縄を満喫している様子が時折メールにて送られて参りまして、雨で寒い東京におりますと、なんだか本当に南国で凄くどや子が羨ましかったです。

なんだか11cmドールって、自然の中ですと本当に妖精さん小人さんのようですね。凄くファンタスティックです。可愛いです。凄く可愛いです。もう、可愛いしか出てきません。

沖縄土産はサーターアンダギーでした。今まで無骨なドーナッツ位の認識だったのですが、『よつばと』でおさぎのお土産のサーターアンダギーをポケットから出して食べるよつばを見てから、なんだか凄く美味しい物な気がして、好きになりました。よつばが食べている物はなんでも魅力的に感じますね。エクレアとかおにぎりとか、ホットケーキに焼きおにぎり。まぁ、カフェオレ片手にサーターアンダギー、素敵おやつな時間です。ですが「サーターアンダギー」って標準語にすると「砂糖天ぷら」なのですってね。恐ろしいです。

 

 

ことりっぷ 沖縄 (旅行ガイド)

ことりっぷ 沖縄 (旅行ガイド)

 
秘密の沖縄スポットガイド

秘密の沖縄スポットガイド

 

 

 

多分、最も簡単なドール用上着の作り方。

f:id:sobraniepinks:20161009164855j:plain

昨日、ドール用のワンピースの試作を完成させて、やはりちょっとお袖がないのは寒そうだなと思い、ちょっとした上着を作りました。

この上着、元々は妹からお下がりで貰ったお洋服をアレンジしたものです。ですので、同様の作り方で人間用にも、どのサイズのお人形さんようにも作れます。縫製も、直線縫いしかないので、凄く簡単です。

 

①布を裁断する。

 横の長さ→両腕を横に真っ直ぐ伸ばした状態で、右手首から左手首まで。+縫い代。

 縦の長さ→希望するお袖幅。+縫い代。

      ※細すぎるとあまり綺麗にできません。

f:id:sobraniepinks:20161009165826j:plain

 

②布端を合わせてマチ針。

f:id:sobraniepinks:20161009170441j:plain

 

③肩幅分を開けてマチ針を打った部分を縫う。

 この時、布端の処理をしておく。今回はロックミシンをかけました。

f:id:sobraniepinks:20161009170534j:plain

 

④袖口の縫い代の処理をして、ひっくり返して完成です。

 今回はレースを付けてみました。

f:id:sobraniepinks:20161009170759j:plain

f:id:sobraniepinks:20161009164840j:plain

f:id:sobraniepinks:20161009170913j:plain

f:id:sobraniepinks:20161009170940j:plain

 

すごく簡単です。解け難い生地でしたら、縫い端の処理もいりませんし。ただ、柔らかめの少しストレッチのある生地を使用した方が綺麗に出来る気が致します。

また、袖口を窄めてみたり、逆に広げてみても、印象が変えられます。生地も、今回は部屋着っぽいイメージでしたので、ガーゼのキルト生地を使用しましたが、レースの生地などで作れば、ドレスに合わせるボレロのような印象にもなりますね。前開きの部分にリボンなどを縫い付けても可愛いです。

この子にはパールのネックレスをこれから作ろうかなと、思います。なんだか前がシンプル過ぎる気がしますので。でもってレースのカチューシャも欲しいです。飾り気のないお洋服は寂しいかなと思ったのですが、組み合わせが楽しいですね。小物も作り甲斐があります。新しいワンピースも欲しいですけれども、取り合えず次は小物作りをしようかなと思います。

 

 

 

ドールソーイングBOOK 型紙の教科書-ドール服の原型・袖・襟-
 

 

1/3ドール用のシンプルなハイウエストワンピ。

f:id:sobraniepinks:20161008143611j:plain

f:id:sobraniepinks:20161008143623j:plain

f:id:sobraniepinks:20161008143635j:plain

この前までお人形さんのお衣装としてお着物ばかりを作っておりましたが、ふと、そういえば何故お着物しか作っていないのかしら。そもそも私は和裁は習っておりませんが、洋裁のお勉強はしておりましたから、寧ろお洋服の方が得意なはずなのですのに。先日、11cmドール用ワンピを作りながら、そんなことを考えました。

と、いうわけで1/3ドール用のお洋服作りです。型紙からです。本当は立体裁断でシーチングを使用してパターンを起こすのですが、今回は簡易的にシーチングの代わりに薄い紙にウエストラインを書きまして、それに十字になるようにセンターフロント、センターバックのラインを入れまして、更にウエストからバストラインまでの寸法を測りって紙に書き入れましての、直接、その用紙を当てての型紙作りでした。そんな感じでしたので、綺麗に原型が描けているか確認を含めて、取り合えずシンプルなノースリーブのワンピースを製作致しました。

綺麗な立体に見せるために、胸の膨らみにはウエストラインからのダーツ。肩甲骨にはアームホールからのダーツを取りました。本当はウエストのラインも確認するのにハイウエストにするべきではなかったのですが、ウエストラインが高いほうが好きなので、まぁ、大丈夫かなと。後は、ちょっとショルダーポイントの位置が少し外側の方が良かったなという位でよく出来たかなと。

これからお袖の型紙も作らないとですね。季節柄、ノースリーブでは寒そうです。ですが、お袖の型紙作りも縫製もちょっと苦手です。小さいので余計に難しいです。簡易的にドロップショルダースリーブにしてアームホールを直線に近い形にして作ろうかしら。まぁ、取り合えずこの原型があればこれから色々なお洋服ができます。なんだか楽しくなってきました。ちょっとこれから暫くお人形さんは洋装になりそうです。素敵なお洋服がたくさん欲しいです。

 

ドールソーイングBOOK 型紙の教科書-ドール服の原型・袖・襟-
 
はじめてのドール・コーディネイト・レシピ -お人形服作りの基本とコツ- (Dolly*Dolly Books)

はじめてのドール・コーディネイト・レシピ -お人形服作りの基本とコツ- (Dolly*Dolly Books)