先日、作った書道道具。母が書を送って下さったので、和室で綺麗にお写真を撮ってもらいました。
このお人形、伏し目がちで派手な感じではなかったので、どうしようかな、いっそお顔を代えてしまおうかなとも思ったのですが、こうしてお道具を並べると予想以上に嵌った気がしました。1/3サイズのお人形さん、8体ほどお顔を描いたのですが一つ一つ見返していますと、やはり最初の方のお顔はあまりお上手でないなと。ただ、お人形さんって一度お顔を描いて、目を嵌めて、髪を付けてしまうと、なんだか人格が出来上がってしまっている気がして手を加えるのに躊躇してしまうのですよね。誰に対してなのかわからないのですが、申し訳ないかなと。なのであまり手直しはしておりません。
今日は友人がちらりと遊びに来ました。我が家の玄関は光が入らないため常に薄暗く涼しいので、焼けてしまう心配がないので、個展の準備のためにお人形さんが並んでおります。彼女はお人形さんに親しむ機会がなかったので、なんだかちょっと怖いですとおっしゃっておりました。父も、厳つい武道家であるのにも関わらず、お人形さんが並んでおりますと、ちょっと怖いみたいです。世の中には一定数、怖いと思う方がいるみたいですね。私も、個人的にもお人形さんは好きですがその気持ちもわからなくはないかなと。ただ、今、家にあるお人形さんは全て自分でお顔、描いているのですよね。そうなるともう、お人形と言う一つの人の形を模した物であると同時に、自身の作品という見方もあり、愛着も沸いているため、おそらく他者から見たお人形さんとはちょっと違った見方で見ているのではないかなと思います。製作工程を知っているだけに、怖いと思うことがないと言いますか。ただ、一体だけ、祖母元でお着物の製作中のお人形さんは妹がお顔を描いたので、それが我が家に来たら、ちょっと違った感覚で見えるのかもしれません。なんだか楽しみです。