風花鳥

ハンドメイド作品の公開と、日々の徒然なること。

老舗洋食屋さんという響きがもうすでに可愛い。

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銀座老舗洋食屋さん『煉瓦亭』に行って参りました。煉瓦亭さん、文献では知っていたのです。日本で始めてポークカツレツに千切りキャベツを合わせたり、オムライスを考案したり、デミグラスソースでハヤシライスを作り始めたのもこのお店なのです。有名な洋食屋さんです。お気に入りの一冊である『明治洋食事始め』という本で知ったのですが、こうして本に歴史として書かれておりますお店に行けるだなんて、行けるなら行きたいわ。そして、もうその建物を見付けた瞬間からザ・ノスタルジック。レトロ可愛い。タイムスリップ的な。銀座はファッション最先端と共に、そんなお店がちょこちょこ残っておりまして、少し不思議でございました。お写真に撮られて頂いたレジもアンティークなヨーロッパ製ですのに、現役で。そして後ろには「FaceBook始めました」とうシールが貼ってありまして、そのアンバランスさが素敵。自然に古いものと新しい物が入り混じった良い街だなと。銀座は面白いです。

「オムライス」は所謂オムライスとは違いまして、玉子で包んでいないのです。玉子かけごはんとリゾットの中間のような物をふっくら焼き上げております。優しいバターとコンソメ味のごはん。中は半熟な玉子が絡んで、ちょっとずつケチャップに付けて食べて、嗚呼、懐かしいけれど初めてなお味。好き嫌いは別れるだろうけれども、私は好き。また食べたくなるオムライスでした。

「小海老フライ」は一口齧ると、ぷりっカシャっじゅわぁ。今まで食べた海老フライで一番美味しい。小海老というからにはもっと小さくて軽い物を想像していたのですが、小さくないし、食べ応えあるし、たくさんだし、もう大満足。付け合せのポテトサラダも何てことないことが美味しい丁寧なポテトサラダ。通ぶってソースをかけて頂くと、ソースの酸味と、もう、じゃが芋にソースが合わないはずないじゃないと。美味しい。

最後は「ポークカツレツ」。とんかつでもトンカツでもなく、カツレツ。サックサク衣に、お肉は柔らかくてすっとナイフが入ります。千切りキャベツとソースとマスタードのマリアージュ。これを考えた方に感謝です。素晴らしいです。今回、妹ちゃんとの半分こでしたが、欲望に任せ頼み過ぎてしまい、どのお皿もボリューム満点で食べ切れるか心配でしたのに、どれも美味しくてするりと平らげてしまいました。やばい。これはこれから暫く思い出してにやにやする美味しさ。

ハヤシライスもサンドイッチもカキフライも気になるので、これはまた行かねばならないです。美味しい。おいしい。旨い。素敵でございました。幸せです。おなかいっぱいです。

 

明治洋食事始め――とんかつの誕生 (講談社学術文庫)

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Hanako FOR MEN 特別保存版 銀座1丁目から8丁目までぜんぶ歩く。

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