風花鳥

ハンドメイド作品の公開と、日々の徒然なること。

新年と祖母の縫った半纏。

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明けましておめでとうございます。

お写真は妹が昨年の展示会後に祖母に新しいお着物を仕立てて貰ったお人形さんです。そして、このちりめん生地は新しいお着物用に日暮里で買い求めた物だったのですが、ドール用お着物を仕立てるには120cm程の長さが必要で、反物のように幅が良い具合になってるわけではないので、一枚だけ仕上げてもちょっとした量の生地が余ります。そこで、高祖母だか曾祖母が縫った半纏ですでに生地が薄くなってそろそろ接ぎ当てをしてもどうにもならない物を愛用しております妹に、祖母が新しい半纏を仕立てて下さいました。

久々に祖母の手仕事を見ますと、本当に綺麗に縫われておりまして凄いなと改めて関心してしまいます。この頃は寒くて手が動かず、真っ直ぐ縫うのも難しいとのことですが、全然、わかりません。凄いです。

お人形さんとお揃いの半纏はとても軽いのに綿がたくさん詰まっていて温かそうです。思わず袖を通させていただきましたら着心地抜群で驚きました。半纏、良いですね。

 

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昨日は何とか31日をやり過ごし、ようやく年が明けました。年末は大掃除とお節作りで忙しく、年越しもばたばたしており、なんだか年明けがそんな忙しい日々の終了のお知らせでもあるかのような気がして本当におめでたいなと。そしてこれ以上、年末が続いたら身体がもたないですよと限界でした。よかったです。本当に良かったです。新年が嬉しいです。12月31日と1月1日の間には何もしなくても同じように時間が流れるのですが、それでも何もせずにはいられないのです。

今年のお節は「紅白なます」「伊達巻き」「蓮根のきんぴら」「お煮しめ」「湯葉の煮物」「松前漬け」「黒豆」を作りました。そしてこれだけですちょっとお肉が恋しいなと「ミートローフ」と、更にはおやつ用に秋に煮て冷凍しておきました栗の渋皮煮入りのチョコレートケーキ。クリスマスに続きのご馳走です。

今年はクリスマスにル・クルーゼの鍋を貰ったので、それで黒豆を煮たのですが、とても綺麗に仕上がりました。一粒たりとも皺もない、甘さ控えめの美しい黒豆です。自画自賛です。私、天才かもしれないです。伊達巻きだってふわっふわです。市販の物は甘過ぎたりするので、出来る限り自分で作りたいなと思います。ですが、お節は自分の好きな物だけしか作りません。仕方がないです。お台所を牛耳る者としては当然の権利です。

今日から暫く、三が日の間はキッチンにはもう立たない予定です。炬燵に丸まってちびちび美味しい日本酒を呑もうかなと思います。

 

NHKテキスト きょうの料理 2016年 12 月号 [雑誌]

NHKテキスト きょうの料理 2016年 12 月号 [雑誌]

 

※ 料理をするのにNHKテキストを利用致します。気が付くと梅酒の時期とお節の時期の月だけのテキストが本棚に並んでおります。同じお料理でも色々なレシピがあり迷うときは、信頼の『今日の料理』です。

 ※凄く熱伝導が良いのと、程よく蒸気が抜けるので吹き零れし難くじっくり煮られる。でもってくっつかない。かなり重いですが、煮る揚げる炒める焼く蒸すが出来て、オーブン料理まで対応できるので、かなり便利です。