風花鳥

ハンドメイド作品の公開と、日々の徒然なること。

お着物の自由化。

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先日のピンク色のお着物に合わせまして、新しい帯をちくちくと。一緒に紅白の帯も仕上げたのですが、帯はお着物に比べて手縫い箇所が多い上に硬い部分が多くて時間がかかりますね。そして更に帽子と鞄のセットも完成。

始めはお着物と同じ生地でカチューシャの大きなおリボンを作ったのですが、なんだかいつもと代わり映えしないかなと、帽子に挑戦。型紙もなくフリーハンド。正確にはミシン糸の大きな方の丸とドールのヘッドの大きさが同じ位でしたので、糸の芯が型紙がかしら。本物の帯の生地を使用したので、解け易く、裏に接着芯を貼って補強しております。そしてシフォンのリボンでボリュームを出し、ポイントはゴールドのパール。個人的に凄く気に入っております。

そして、足元。昨日、お散歩ついでに久々に中野ブロードウェイに行きまして、どや子と、この子に新しいお靴を購入。靴下も。このサイズのお人形には下駄しか履かせていなかったのですが、洋装もさせてみたいな。それにお着物と靴の組み合わせも好きだしなと。ちょっとモダンな雰囲気かしらと。まぁ、お着物はある種のルールに沿って綺麗に着ることを好まれる方も多いので、難しい所かもしれません。ここ数年、外国人観光客の増加に伴い、お着物体験やフォトスタジオなどもたくさん増えて、凄く自由になった印象もございますけれども。京都もでしたが、浅草辺りに行きますと本当に和装で観光される方が多くなったなと。華やかで素敵です。

こんなことを書きますと怒られてしまうかもしれませんが、所謂、お着物の着付けのルールなど大正時代に確立された最近のものでしかなく、お着物の襟の開き方と年齢の関係性などとか、裾の丈であるとか、帯の高さなどと細々とご指導して頂くこともございますし、基本は勿論大切で、着付を習っておりませぬ自分としてはありがたいなと思っているのですが、私は見ていて素敵であれば良いかなと思ったりもするのです。服というものは時代と共に常に変化し、気安く、日常と共にあるものでなければ廃れていってしまうのですからと。勿論、文化としての継承や、舞台衣装としてのあり方は別にあるとも思うのですけれども。まぁ、と、いう感じで、我が家のお人形さんたちは最近は凄く自由に和服を楽しんでおります。前々から作っておりました紅白のお着物も現代花魁風の結び目を前にした帯も仕上がって、残りは羽織のみ。もうすぐ完成予定です。

 

フリソデ姫 (KIMONO姫 特別編集) (祥伝社ムック)

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着物ageha2014 (INFOREST MOOK)

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