風花鳥

ハンドメイド作品の公開と、日々の徒然なること。

コラボカフェという罠。

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先日、『こぐまのケーキ屋さん』という漫画のコラボカフェに行って参りました。場所は渋谷Loft。渋谷など久々です。ちょっと何年か前までは渋谷にお仕事とか学校などで通っていたのですが、基本的に用もございませんし、人も多いですしとすっかり足も遠のいて、できれば本当に人が多過ぎて行かなくて良いものなら行きたくないな、そんな場所。ですが『こぐまのケーキ屋さん』は大好きなのです。ツイッターでの連載当初から更新を日々楽しみに、あのちょっと可愛いだけではないキャラクターに夢中で。ですので、コラボカフェの情報を知った時、漫画に出て来る食べ物が食べられるなんてなんて素敵。最近、いたるところでコラボカフェが流行っておりますが、せっかく「ケーキ屋さん」と名の付く大好きな作品のカフェがやっているなら是非行ってみましょうと重い腰を上げたのです。

コラボカフェ。あれはカフェというよりもイベントでした。

可愛いらしい料理に落ち着いた店内を期待し足を踏み入れたのです。ですが、何なのでしょう。予約必須の時間制と、そこまでは良いのです。が、まず入口の列に並んで案内を待つ間も時間は流れ、そしてその間に注文を決め、その後、追加注文はできないと。それはそれで仕方ないかなと納得はできます。追加まで対応しておりましたら、手が回りませんものねと。席が狭いのも、隣の席の男性がナイフとフォークを使う肘ががんがん当る程狭いのも、まぁ、全ては人気故の仕方なさだと納得もしましょう。お写真パシャパシャと他人の写り込みを気にせず連射するお姉様方も、ここはお写真撮る場所なのだから仕方ないのよと、寛容にもなれましょう。だけど、だけれども、許容できるのはそこまででございました。コラボカフェということで、オリジナルグッズが店内で購入できるのですが、それが入口で配られた番号順で、それが呼ばれたらショップの方へ。それ以外は買い物できませんよ。このシステムです。料理を注文し、席に着き、料理が運ばれていようがいまいが、いや、運ばれた後でも容赦なくグッズ販売の番号は呼ばれ、席に戻る頃にはあの可愛らしいイラストののったカフェラテだって冷めてしまいます。料理は温かい内に、美味しい内に、頂きたい。そもそも、食べかけ状態でテーブルに料理を放置など、お行儀が悪すぎませんかと。個人的にそれがどうしても受け入れ難く、コラボカフェ、無理でした。楽しかったはずですのに、もやもやしか残らない。そんな感じで。

あくまで見た目重視ですので、あまり言及すまいと思っておりましたお料理の味も、あんなパサパサのサンドウィッチ、久々食べましたねとか、漫画で見た「ぷりんありゃもど」も業務用スーパーの味しかしませんとか。そもそも、料理が1人1オーダー製というにも関わらず、選択肢が少なすぎて。なんだか、もう、なんだかです。

期待外れと言い切ってしまうというよりも、多分、私はコラボカフェに向いていないのだろうな。カフェ成分を期待し過ぎてしまったのだろうな。ただ、店内のいたる所に装飾された「こくまのケーキ屋さん」はとてもとても可愛らしくって、カフェではなく、単なる何かが食べられるイベントに行くと思えば楽しめたのかなと。

ですが、個人的に最初は口を付けるのが勿体無いほど愛らしかった「こぐまのティラミススムージー」が次第に解けて恐ろしい様になっていくのを見るのはとても面白かったです。

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こぐまのケーキ屋さん (ゲッサン少年サンデーコミックス)

こぐまのケーキ屋さん (ゲッサン少年サンデーコミックス)