風花鳥

ハンドメイド作品の公開と、日々の徒然なること。

過ぎ去った台風と怠惰と蓄積し続けた疲労感と、極めて私的な告発と愚痴。

春から生活が変わりまして、それに慣れれば多少は自分の時間が増え、落ち着くはずだったのです。と、いう捕らぬ狸の皮算用。そして、更なる変化で落ち着くまでまだもう少しかかりそうと。

何があったのか、完全なプライベートで長文の愚痴になりますが、家のお嬢さんの入った幼稚園があまりに酷く、そんなところに長く留って何かあってから後悔する前にさっさと転園してしまいましょうと。

春に入った幼稚園は小規模な自由保育を詠う教会併設の、アットホームで、ママ会の活動が多く、今時珍しいほどにクラシカルな園でございました。子供が裸足になって自由に遊ぶのは良いなと思ったことと、自分が人と関わるのが苦手でという話しをした時に園長先生が苦手だからこそこまめに顔を合わせるから良いという面がありますと、そんな風におっしゃって下さったのが良いなと。他にも駅近で服装が自由でなど、色々な理由から、何か所も見学し、悩みに悩んで選んだ園でございました。

入園後言われたのは、正社員が園長先生、主任、4月から入った幼稚園教論の3人しかおらず、各クラスに担任を付けることができないということ。主任が全体を見、他はパートと学生アルバイトのシフト制で回します。それと、経営状況がよろしくないので、来年、12、3人以上の入園者がいないと廃園の可能性が高いですと。園児を増やすために、保護者同士の口コミが大事なのでよろしくお願いしますともおっしゃっていました。口コミ、大事ですね。ママ友とか全然いないので、知っていたら選ばなかったですからと、本当に思います。

直接的問題は、怪我をして帰って来たこと。最初、あれ? と思ったのは、4月の入園後すぐ。背中に赤い痣があったこと。ただ、幼稚園で転んで、そんなこともあるだろうなと思い、その時は流しておりました。次は5月の連休明け。肘を顎をすりむいて、主任から「お友達と手を繋いでいて、遠心力で吹っ飛んで怪我をしてしまいました。よく洗ってありますので」と退園時に報告がありました。怪我自体は大したこともなかったのですが、家のお嬢さんに聞くと「先生と手をつないでいたよ」と。まだ本人も言葉が明瞭でもなく、取り合えずそのことで何かはということはなかったのですが、不信感は芽生えました。

次は5月半ば。今度は園から帰宅し、マスクを外しますと血が付いており、顎に擦り傷と痣。午前保育の日でしたが、退園前に園で嗽をしているはずですので、マスクは外していたはず。本人曰く、園庭で遊んでいてぶつけたと。園との交換ノートで報告しますと、退園時に「怪我はすぐに園に報告するように。怪我については本人が泣いたり、何かを言ったりしないため、わからない。本人が何かしようとしているのを止めようとすると怒って腕を振り解くため、止めるのは難しい」と。

その後も、おでこが赤く腫れて傷になっていたことも。その時は前髪を留めていたため、帰宅時にはっきりと腫れており、気付いたのですが、金曜で疲れていたこともあり、報告はお休み明けに連絡ノートで。園長先生から謝罪と、主任からも謝罪はあったものの「こちらも一日一回は見ているのですが、○○ちゃんは転びやすいです。段差ですぐに転んでしまいます。その時に、手が出ないで顔から転んでしまうので、ご家庭でも手を出すようご指導ください。怪我は○○ちゃんの中で重要ではないようで、自分から言わないのですよね。本人に聞いたら自宅で転んだと言っていました」と。帰宅時、園の出てすぐに気付いたことを伝えると、「それは問題ではありません。その時はすぐに言わないと困ります」と。

家のお嬢さん、個人的見解として外遊びの経験値は低い物の、特別、転びやすいとか感じたことがなかったので、少し疑問に思いました。それと、ノートにも書いていたのですが、謝罪はいらないのですよね。小さい子が転んだり怪我をしたりするのは仕方ないことだと思っているのですが、問題はそれに気付けない状況で子供を預かっているということ。

他にも、風邪で長期間お休みをした直後の登園で、声が出ていない状態にも関わらず全身下着までお着替えが必要になるほどの水遊びをさせたり、発熱に気付かず、帰宅時に38度越えだったり。これだけ感染症が流行っているのにも関わらず、コロナもそれ以外も感染症報告関連の書類が一切なく、報告義務がなかったり。保護者間でコロナ感染した人がいたりとか、ラインや噂話のみの情報しかないという。クラスの半分ほどがお休みしていても、それを知るすべが保護者間の会話や家のお嬢さんからの報告のみという。そんな状態にも関わらず、主任は何か大きな声で話す時にはマスクを外して話したり。園児のマスクは家庭の判断に委ねると言いつつ、園での室内でマスクを希望しても外すよう指導があったりと。段々とコロナ前の状態に戻していきたいというのもわかるのですが、マスクの個人的賛否もあると思うのですが、この夏の感染状況も他の幼児の感染症の流行をありますし、自分個人としてはもう不安しかないなと。そして、入園時に入るであろう幼稚園の保険に入っていなかったりと。

そして、ここからは完全に私の主観的問題なのですが、服装のこと。ただ、上手く馴染む服装を選べないのは保護者である私の責任だと思うので、それを本人にわざわざ「可愛いお洋服だね。お洒落だね。でもそういうお洋服は着て来ないでね」とか言う必要はあったのかとか。壊れて分解された髪飾りがリュックの中から出て来たり。暫く、可愛いやお洒落という言葉に拒否反応を示していたり。お弁当を一番に食べ終わることに他の子が泣くからと、ゆっくり食べるよう指導したり、直接、1人だけおにぎりを辞めるよう言ったり。家のお嬢さんは1番にこだわってはいないのでと繰り返し言っていたが、本人的にはやっぱり1番が良くて、私個人としては何番でも構わないのだけれども、本人の気持ちを無視し蔑ろにして良い物なのかと思ったり。

他に、ちょっとしんどかったのは私の個人的失態ではあったのですが、母の日のイベントでお迎えが早くなるという朝の掲示を見逃し、遅刻。それを主任から「気持ちが足りないから」と言われたこと。子供のイベントに参加できなかったという自己嫌悪もありましたが、こんな曖昧で、相手が嫌な気持ちになるような言葉をさらっと子供を看るプロの方が言うことは怖いなと。いくら自分たちを信頼して下さいと言っても、信頼すべき相手として思えないなと思ったこと。

家のお嬢さんには可哀想なことをしてしまったのは、こんな状況で園を信頼して遠足に行かせる気持ちになれず、皆が行っている中、お休みさせてしまったこと。何もないと思っても、何かあったら、後悔してもしきれない。そして、その埋め合わせに代わりに水族館に行ったものの、やっぱりみんなと遠足に行きたかったと言われる度に、本当に申し訳ないことをしてしまったなと。

最終登園日の保護者面接で言われたのは「お母様はお気付きになっていないでしょうが、今時の他の園では指導しない所が多いのですが、○○ちゃんは言葉の発音に問題があります」と発育に関する問題を細々とご指導が。ただ、それ、入園時の書類に書いたのですが、口腔外科的問題で発音に問題があり、保健センターでも相談済みで様子を見ていきましょうとなっておりますと。そして、個人的に転園を告げるのが子の安全面で不安しかなかったので、1学期終了ギリギリだったのですが、まさか自宅保育前提で話しが始まるとは思いませんでした。

なにより怖かったのは、幼稚園に完全に余裕がなかったことです。まるでブラック企業のようでもありました。経営が安定していないって、それだけで不安定ですし、もし従業員として考えるとしても、そんな所で働きたくないですよね。そしてこれはあまり言いたくはないですが、園長先生に子供が生まれたばかりと。子供が生まれるって大変喜ばしいことではありますが、現実問題として、生後間もない子供が家庭にいる状況にも関わらず職場に余裕がないというのは肉体的にも精神的にも疲弊しますよね。そしてそれを埋めるだけの何かがあるようには思えないという。私は、家のお嬢さんがとても大切なので、余裕がない場所に家のお嬢さんを預けるのはとても不安です。そしてそれは改善できる問題ではないのでさっさと抜けられるなら抜けたいなと。

勿論、転園には気持ち的にも金銭的にもさっと決められることではありませんでした。せっかく園に慣れてきた本人にもお友達と別れて別の環境でとなりますと負担もかかります。それに、保母者同士の仲が良く、皆、優しかったのも。すぐに決断できたわけではありませんでした。本当にしんどかったし、きつかったです。

と、ここまで長々と愚痴を書きましたが、園側としても言い分はあるのだろうなと思います。入園後、辞める人の話しをされていたのですが、自分も、あんな風に辞める方に問題がある。あの人はちょっと変わっているから、神経質な所があるからと、親身になっている風に語られるのだろうなと漠然と。まぁ、だから何ということはないのですけれどもね。誰にでも合う合わないはありますしね。自分には合わなかったですけれども。

学校であるとか教育機関であるとか、小さなコミュニティであるとか、常に恐怖しかないのです。ですが、もう、それと関わるしかないのだろうな腹を括ったつもりでしたが、なんだか、ちょっと最初から心が折れかけております。ただ、新しい園はとてもしっかりとした大きな園で、先生方も優しく、信頼って強要されてするものではないよねと改めて実感しております。

本当は、ママ友の情報の入って来ない自分のような人のために幼稚園の口コミサイトなどに書き込んだ方が良いのだろうなとも思うのですが、そんな気にもなれず。育児ブログでもないのですが、春から抱えていたあれやこれやをちょっとまとめて吐き出してすっきりして、来月からの新生活に向かおうかなと。おそらく慣れるまでまだ暫くばたばたするでしょうが、今度こそもうちょっと落ち着いた生活と、自分の時間ができるはず。毎日面白可笑しく楽しいことをして過ごしていきたいです。