風花鳥

ハンドメイド作品の公開と、日々の徒然なること。

お手製の浴衣。

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毎日、暑いですね。先日から、我が家の前の商店街でお祭りが始まりました。祭囃子は聞こえてこないですが、なんだか賑やかでそわそわしてしまいます。私自身、人ごみが苦手なので、あまり外には出なくなってしまうのですが、夜中に人の引いた静かな商店街。提灯の明かりと七夕飾りの中を歩くのは好きです。出店もなく、風に揺れるお飾りの音。遠くで聞こえる酔っ払いの奇声。中々良いものです。風流です。

お写真は昨年、お仕立てした浴衣です。取り合えずコーディネートの確認でトルソーに着せたので、着付けは適当です。

浴衣、毎年、忘れないように一枚は縫うことにしていたのですが、今年は丁度良い反物が見付からず、断念しました。浴衣用の反物は近所の古着物店にあるのを購入することが多いです。大体、1000円から3000円位の物を見繕いますと、古いせいか色があまり入っていないのですね。紺の一色刷りばかり。なので馴染みの煙草屋さんのおばあちゃんに「私が着るような柄だね」とか言われてしまいます。渋めです。ですが、帯や小物の合わせでちょっとモダンになるかなと、自分では結構気に入っています。本当は鞄の斜め掛けは駄目だけど、そんなに気にしないですし、足元も下駄ではなく地下足袋だったり。その時々で動きやすいように着ているので、きちんと着付けをなさる方にしたら眉を顰められるのかなと。ですが良いのです。洋服と同じで実用性重視で時代によって移り変わるのです、と勝手に思っています。なので、お祭りとか花火大会で気合張って着る浴衣も素敵ですが、夏の普段使いに着ております。