七人目は「どや子」
オビツ11cmボディ ホワイティ使用。マフィンヘッド。
自分にはネーミングセンスがないのはよくわかってはいるのですが、どや子という名前は私が名付けたわけではないのです。何となくお顔がどやっているよねという会話から、家族がいつの間にかどや子と呼び出して、定着してしまったという。もっと可愛らしい呼び名が良かったなと思いつつも、自分自身ドールに名前を付ける習慣がなく、何となく便宜上名前らしきもので呼んでいるだけでしたので、寧ろどや子とはっきりと名前が付けられなければ、彼女にこんな愛着は沸かなかったかもしれないのですけれども。
どや子は、妹ちゃんとオビツさんの11cmサイズのドールって『ハクメイとミコチ』みたいで可愛いよね。小人とか妖精さんとか。と、夢中になっておりました漫画の影響で一緒に中野に行き、購入し、それぞれメイクしてできあがった子でした。お衣装は私がどや子のを作る時は妹ちゃんの子の分もと2着ずつ。初めて作るドール用の洋装は細かくて難しかったのですが、気が付くと、我が家の一番の衣装持ちさん。そして、一番、色々な所にお出掛けしております子でもあります。
今まで行った場所は、都内だけではなく、沖縄。佐賀県。日光。那須。鎌倉。横浜。伊豆。と、小さいからお手軽に何処にだって連れて行けちゃいます。沖縄に至っては私も行ったこともないのに、家族の鞄に潜り込んで連れて行って貰って。その内、そんな感じで海外にだって行っちゃうかもしれないです。
どや子のいつも持っております鞄の中には代えのパンツとゴーグル。そして、外で見付けた彼女の思うちょっと素敵な物でいつもいっぱいです。祖母の家に行った時には、テーブルの上に置かれた菓子盆の中から隙を突いて詰め込んだお砂糖のかかった四角い寒天。小魚とアーモンドの入った小袋を拝借。それに縁側で見付けた蚊取り線香の欠片。それらを詰め込んで帰って来ました。沖縄では、キラキラした砂と、南国の不思議な形をした葉っぱ。横浜では丁度クリスマスシーズンだったためか、銀色の星のオーナメントを。鎌倉では蝉の抜け殻の前足部分。そんな感じで、どや子のお部屋はいつもちょっと良くわからない物で埋まっているのです。
と、そんな感じでどや子のキャラクターは私の中ではっきりと出来上がっておりまして、そんなしっかりした人格を持つお人形とお出掛けしますと、妄想癖のございます自分は、そんな彼女のストーリーが頭の中に浮かんでくるので、嗚呼、お人形と出掛けるのってこんな楽しみ方もあるのだなと、面白いなと思うのです。尤も、いい大人がそんな人形遊びをしてと思わないこともないのですが、まぁ、楽しいことが最重要事項なので仕方がないのです。
小さなお人形のためのドール・コーディネイト・レシピ はじめてから、応用アレンジまで (Dolly*Dolly BOOKS)
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