風花鳥

ハンドメイド作品の公開と、日々の徒然なること。

何も変わらなさが更に怖いと思うのです。

f:id:sobraniepinks:20210805235008j:plain

f:id:sobraniepinks:20210805235013j:plain

f:id:sobraniepinks:20210805235042j:plain

昨年の今頃は、例えば夜中に銀座の交差点や雷門のライブカメラをよく見ていたのですが、全く人通りがなく、道行く車すらほぼ通らず、週末ですら変わらず。同じ怖さでも、そんな非日常感が、嗚呼、今は異常事態なのだなと、怖いのも当たり前なのだと思えたのです。ですが今はたまに見るライブカメラでは流石にコロナ前よりは人通りはないものの、それでも確実に人は増えておりまして、日中に所用で外に出ますと、こちらは完全に人出は戻っておりまして。日々の生活は外食と遠出こそできませんが、特に目立って不便することもなく。当たり前に日常が送れてしまうのです。そしてそれが昨年の今頃よりも更に怖いのです。

先が見えず、確かでない先への希望を繋いで、神経質過ぎるかしらと思いつつ可能なことをできる限り徹底致しまして、嗚呼、それでも恐怖が和らぐこともなく。ですがこれ以上何もできることがないとなりましたら、そしたら手元にある楽しみを充分に楽しむしかないのですよね。

未確定の未来の恐怖や不安を想像して、現状を恐怖や不安でいっぱいにする必要性なんてないのだと、昔、私がいつも何かを怖がって生きておりますのを見兼ねた妹ちゃんがそんなことを言いました。勿論、何に対しても準備対策をしておりますのが前提で。

何年かぶりに小鳥と卵のヘッドドレスを作りました。好きなモチーフで前はよく作っていたのですが、実用性に埋もれて忘れておりました。ドールや撮影用にまたこんな感じの物を作ろうかなと。暑さが和らいだら、これとお揃いのワンピースで野外撮影に行きたいなと思います。